MTV Unpluggedへの道④ ~リズムを担う人達のお話

Post date : 2021.02.14

Category : ETC

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あと3週間でオンエアー、待ち遠しい2/28日曜 21時〜、という(番組詳細HP
RHYMESTER MTV Unpluggedに向けて
どうやって本番の様子が完成していったのか?を極少数の写真や動画を
間に挟む程度でブログにしていってるシリーズの第4弾。

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なかなかの大仕事だった収録音源のミックス作業(まるまる2日間スタジオ缶詰!)がやっと終わりまして、
いよいよオンエアーに向けての準備が整ってまいりました。
今回はアレンジから演奏、最終のミックスまでをやらせてもらえまして、
ホントに感謝しかないですが、おかげで今自分の作り出せる最高のサウンドに出来たと。
ライムスターの記念碑となる作品に、こうやって携われた事は一生の誇りであります…うるうる

というわけで、今回はなんといってもHIPHOPサウンドを生楽器演奏化するにあたっての鍵を握る
ドラム+パーカッション、ベースのお話をしましょう。
HIPHOPのドラムに関していうと、いろんな考えがあって、
割と歌(ラップ)をいい意味で聞きすぎないのがいいという説もあったりしますが、
今回のドラマー脇山広介akaこーちゃんは、すげー歌を聞いてるタイプやと思います。
かつドラム全体をバランス良くカッコ良く鳴らすドラマーですね。
普段は草食動物のように大人しい雰囲気の人なんですけど、
一度演奏の熱が上昇すると、立ち上がってプレイしてしまう程、パッションの人なんですね。

今回のプロジェクトでメンバーを誘っていくのに重要だったのは
いうまでもなくUNDER THE WILLOW niteですね。
演奏を聞いて知ってるのも重要ですけど、やっぱり普段から自分が一緒に音を出してて、
その人の音や性格なんかを知ってるといろんなサウンドをイメージしやすいですから。


それでいうと、ベースの柳原旭akaアキラくんは、まさにUTWniteファミリーとして
一緒に音を出し始めて、すげー魅力的な音やなと思っていたんですが、
たまたま、こーちゃんとアキラくんが揃って演奏した回があって、
その時のグルーヴがすんばらしかった(その時の回顧ブログ)ので、今回のリズム隊には
この御両人にお願いする事にしました。
実はこの2人はこの時のUTWniteが初顔合わせだったという…
ドラムベースのリズム隊って、古い付き合いだったり、相性みたいなのが重要だったりするけど、
2人はすげーいい感じやなって、勝手にオレが思ってます(^^)真相は本人達に聞いてみないとわからんけど…

さらに今回のサウンドをイメージするのに重要だったのがパーカッション。
打ち込みのHIPHOPトラックを生楽器演奏化するのに楽しいことの1つがビートの解釈で、
再現するというわけでもないけど、鍵を握ってくるのがビートに入ってる音だったりすることも多い。
ドラムだけではどーしても表現出来ないクラップみたいな音も多いし、
実際にコンガやシェイカー、ベル、などなど色とりどりやったりする。
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(↓JINさんのTwitterより、けっちゃんの秘密兵器、金盥)

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これらを天才的な判断の元、正確なプレイで差し込んでもらうには、その職人に来てもらうしかない。
というわけで、高橋結子akaけっちゃんの登場。

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(↓ここで御三人を並べて紹介ー、終演後のおつかれーの写真達)

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やはり、こーちゃんとけっちゃんのコンビネーションは絶品でしたねー
2人で1つのビートになるようなサウンドは最高です。
「Future is born」や「グレイゾーン」の賑やかなビートも、
「梯子酒」での絶妙プレイ、「ゆめのしま」での奇跡のようなプレイ。
「The choice is yours」でのグルーヴなどなど…見所満載です、てか全曲だな、全曲。
ここでしっかり書いておきたいのは、
アキラくんが今回ほぼ全曲をウッドベースでプレイしている、という点ね!
これは実際聞いてもらうとわかりますけど、
すげーディスコサウンドの「Future is born」のベースとか、
「The choice is yours」「ゆめのしま」での高速でグルーヴたっぷりのベース、
普通だったらエレキベースでプレイされるような曲達を見事にウッドベースでサウンドさせてくれてます。
これはすごいですよー

そして、なんといってもJINさんの役割。
これが結構重要なポイントでツボを抑えたサウンドを加えてもらいました!
どの曲で何を?どんなプレイ?ってのは、やはりオンエアーをみてもらってからの方がいいな、と思うので
また後日詳しくは書くことにしますね。
でもこの下の写真達はヒントですねえ…写真に写ってない楽器も使ってもらってましたが
それもなかなか重要でしたよー、楽しみにしててー
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(↓さらにJINさんのTwitterより、今回JINさんも重要な局面をパーカッションで担ってました)

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あ、今回はめっちゃバンドサウンドのお話ばっかになってしまった…
最後にお茶目なオレをアップしておこう

次回はギターやフルートで彩ったサウンドについて書くことにしますね、でははー

KAZTAKE 42 MUSIC