相当ヒュンヒュンいわしとる

Post date : 2021.08.27

Category : ETC

あー、ワクチン接種の副反応で終日熱が下がらずうなされております
全身だるーい感じもあるし、横になって起きられない…
まさに部屋に居ながらにしてアウトドア感覚になれるあの曲の出番ですな…

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毎週のようにライブ動画がアップされていってますが、
最もこの季節にぴったりな楽曲、4週連続公開の第3弾「Catch me, Flag!!? (Strings Live Sessions 2021)」が
公開になりましたー、楽しそうに演奏してる様子をまずはご覧くださいー

メンバーみんなが楽しげに演奏してて、すげーいい雰囲気なんですが、
実はそれぞれみんな演奏難度の高い事をしてたりするんですねー
今回は、その辺りをちょっと分かりやすく解説してみましょうか

今回のプロジェクト、全4曲のなかでこの曲のアレンジに着手したのが最初でしたね。
シンプルそうに聴こえて、似た展開の中にもちょっとずつ違ったコード感をつけてみたり、
原曲のアレンジを踏襲しながら、今回は「この編成でライブ演奏する」という大前提があったので、
このメンバーでライブ演奏映えするアレンジを考えた感じですね、それぞれの見せ場を作る。

まずMPCのKO-neyですが
1’44″~のブラジルなビートの演奏は聴き所ですよね
基本のパターンから一気に変わっちゃうのは原曲にもある部分なんですが、
これを実際MPCを使ってライブ演奏するのはなかなか難しい。
KO-neyとは、あれこれと試行錯誤しながらこの感じを作ってもらいましたね、グッジョブ
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SUIKISHAくんのベースの暴れっぷり
完全にこのヴァージョンの魅力になってますね
以前「NiGHT SHiFTER」のアレンジ解説を書いた時にも書きましたが、
今回の編成に「ギターがいない」というのはなかなか重要でして、
細かな16分グルーヴを出すのにベースは相当活躍してくれてますね。
聴き所は色々ありますが、2’52″~のベースペダルも最高ですが、
1’40″~のベースフィルには本番中もニヤッとしたなあ

ともちゃんカルテットには、この曲は相当「ヒュンヒュン(グリスダウン)」を弾いてもらいましたねー
最初のぜったくんからのリクエスト段階で
「ストリングスのヒュンヒュンを入れて下さい」というのがあって
RHYMESTER MTV Unpluggedでの「Future is born」を見てくれたからでしょうか…
いやゆる70sディスコテイストなストリングスを多用しました

この曲のストリングスアレンジでの聴き所は、
「太陽が二足歩行で歩いてる」直後の部分↓
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またしてもオレ得意(!)の「1’53″~ ビオラ+チェロの優雅な音色から入ってくる」パターン
ここで一旦ストリングスならではのサウンドを下地にしつつ、
「2’01″~ オリジナルでも出てくるトロピカルなフレーズをヴァイオリンで」弾いてもらってる所。
ここは聴き所ですねー
ヴァイオリンのなおちゃん曰く「バハマのビーチでモヒート飲んでる感じ」らしく、
素敵な躍動感と共にプレイしてもらいました、うんうん
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キミカちゃんのコーラスですが、
レンジの広い(高い声から低い声まで)歌で、上についたり、下についたり、なかなか難しかったと思いますね。
ぜったくんにぴったり合わせて、ホントに素晴らしいです。
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最後に自分ですが、
この曲で言うと間違いなくキミカちゃんと一緒に頑張った「コーラス」でしょ?
この曲、キーボード演奏しながら歌うのがなかなか大変でしたねー
何箇所か「Ho!」と言う声(合いの手的声)を入れてるんで見つけて下さいねー
これはHIPHOP的にいう所の「ガヤ」って演奏なんで、ちゃんと演奏なんですよ
宇多丸さんには「雄叫び」と言われてしまってましたが…

というわけで、演奏できる!って方は、ぜひ演奏してみてもらいたいですね
オリジナルヴァージョンとの違いを発見してもらうのも面白いかもしれませんね。

それでは、来週月曜には最後の音源がアップされますんで、それもお楽しみにー、でははー

KAZTAKE 42 MUSIC